高品質なオリジナルTシャツを作成する方法 – DTFプリントなど最新プリント技術徹底解説

オリジナルTシャツを高品質に作成するには、まずどんな印刷方法を選ぶかが重要です。初めてオリジナルTシャツを発注する企業・イベント主催者・部活チーム・飲食店やショップの方々は、「シルクスクリーンとインクジェットって何が違うの?」「小ロット注文に向いているプリント方式は?」と迷われるかもしれません。この記事では、オリジナルTシャツ印刷の代表的な方法(シルクスクリーン、インクジェット、転写プリントなど)について分かりやすく解説し、それぞれのメリット・デメリットを比較します。特に小ロットから低コスト高品質プリントが可能な最新技術「DTFプリント」に注目し、その仕組みと優位性をご紹介します。自社サービスでDTFプリントを導入し業界最安値水準の価格を実現している当社の強みも併せてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

目次

オリジナルTシャツの主な印刷方法と特徴

オリジナルTシャツを作成する際に選べる主なプリント方法として、シルクスクリーン印刷インクジェット印刷、そしてアイロンプリントなどの転写プリントがあります。それぞれ仕上がりの特性やコスト構造が異なり、得意な用途も異なります。まずはこれら代表的な印刷方法の特徴を押さえておきましょう。

シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷は、古くからTシャツプリントで広く使われてきた伝統的な手法です。デザインの色ごとに版(ステンシル型)を作成し、その版を通してインクを生地に刷り込みます。インクを直接生地に定着させるため発色が鮮やかで、洗濯や摩擦にも強い高い耐久性を持つ仕上がりになります。プロのアパレル製品でも多用され、「これぞ本格的なオリジナルTシャツ」という質感が得られる方法です。

メリット

インクが生地にしっかり浸透することで色落ちやひび割れが起きにくく、長期間使用してもプリントが劣化しにくい点が最大の利点です。また、一度版を作れば繰り返し大量生産が可能なので、枚数が多いほど1枚あたりのコストが下がるという特徴もあります。加えて、ラメや発泡インク、メタリックカラーなど特殊インクを使った表現ができるのもシルクスクリーンならではの強みです。

デメリット

少量生産(小ロット)だと割高になる点には注意が必要です。版を作る初期費用がかかるため、例えば10枚未満の注文では1枚あたりの単価が高くなりがちです。また、色数が増えるとその分複数の版が必要となりコストが上昇します。写真やグラデーションといったフルカラー表現には不向きで、細かいデザイン再現にも限界があります。

インクジェット印刷(デジタルプリント)

インクジェット印刷は、家庭用プリンターのように専用インクジェット機で直接生地にインクを吹き付けるデジタルプリント方式です。版を作らずにデータから直接プリントできるため、少ない枚数からでも手軽かつ低コストで印刷できるのが大きな特徴です。写真やイラストなど色数の多いデザインでもそのままフルカラーで再現でき、繊細なグラデーション表現にも適しています。

メリット

版代が不要なので1枚からでも安価に注文しやすく、小ロット制作に向いています。色数による追加費用も発生しないため、カラフルなデザインや写真もそのままプリント可能です。またインクが生地に染み込むため、プリント面がゴワつかず柔らかな着心地に仕上がる点もメリットです。仕上がりが生地になじんで自然なので、Tシャツ本来の風合いを重視したい場合に適した方法と言えます。

デメリット

インクジェット方式は綿素材の生地に適用するのが基本で、ポリエステルやナイロンなど化学繊維のTシャツにはうまく定着しにくいという制約があります。そのため化学繊維素材のユニフォーム等には不向きです。また、洗濯を重ねるうちに色あせやインク滲みが発生する場合があり、長期使用での耐久性はシルクスクリーンにやや劣ります。さらに、水性インクを用いる都合上ラメや発泡といった特殊効果インクが使えないため、質感にこだわった表現はできません。大量生産時のコストメリットもシルクスクリーンほど大きくなく、1枚あたり単価は中ロット以上では割高になる傾向です。

転写プリント(ラバーシート・アイロンプリントなど)

転写プリントは、デザインを特殊なシートやフィルムに出力し、熱と圧力で生地に圧着(転写)する印刷方法の総称です。アイロンプリントと呼ばれることもあります。版を使わずプリントできるため小ロットや個別対応に適した手法で、近年は用途に応じ様々な転写技術が登場しています。代表的なものに、単色シートをカットして圧着する「ラバー(カッティング)転写」と、次に解説する最新技術「DTF転写プリント」があります。

メリット

転写プリント全般に言える強みは、版不要で1枚から比較的安価に制作できることです。少ない枚数のオーダーや試作品作成に向いています。また方式によっては対応できる素材が幅広い点もメリットです。綿はもちろん、ポリエステルやナイロンなどインクジェットでは難しい生地にもプリントできる場合があり、ユニフォーム素材などにも応用できます。ラバーシート転写であれば輪郭のくっきりしたロゴや背番号などが鮮明に仕上がりやすく、1枚ごと異なる名前・番号を入れるカスタマイズ用途にも便利です。一方、DTF転写プリントならフルカラー写真や複雑なイラストも鮮やかに再現でき、デザイン周囲に不要なフチが出ない自然な仕上がりになるのが特長です。※家庭用アイロンプリンタも手軽ですが、耐久性や仕上がりは業者のプロ仕様に比べると劣ります。

デメリット

転写プリント共通の弱点として、プリント部分に若干のシート状の質感(膜感)が残ることがあります。生地に直接インクを染み込ませるわけではないため、特に大きな面積をプリントすると多少ゴワつきや通気性の低下を感じる場合があります。また基本的に小ロット向きの手法なので、大量枚数(50枚、100枚以上)の生産には不向きで、枚数が多い場合はシルクスクリーンのほうがコスト面で有利になるケースもあります。表現上の制約もあり、ラバー転写はフルカラーにできず色数に限りがあること、DTF転写も現時点ではラメ・蛍光・メタリックなど特殊な質感の表現には対応できないことがデメリットです。さらに、ラバー転写では細かいデザインのカットが難しく、DTF転写でもインクが生地に染み込まない特性上、水彩画のような極端に繊細なボカシ表現はやや苦手とされています。

最新プリント技術「DTFプリント」とは?そのメリット

では、上記の転写プリントの一種として登場したDTFプリントとはどのような技術でしょうか? DTF(Direct To Film)プリントは、その名のとおり特殊なフィルムにインクでデザインをプリントし、それを生地へと熱転写する最新のプリント方式です。いわば業務用のアイロンプリントを高度に進化させたような技術で、まず専用のフィルムシートにインクジェットプリンタでフルカラーデザインと接着剤層を印刷し、余計な部分を取り除いた後、そのデザインだけをTシャツなどにプレスして定着させます。従来のアイロンプリントに近いイメージですが、専用粉体糊を用いることで密着性や耐久性を飛躍的に高めている点が特徴です。綿・ポリエステル・ナイロンなど素材の種類や生地色を問わず高い再現性でプリントできる汎用性があり、写真やイラストも発色良く細部まで再現可能なことから、ここ数年で一気に普及が進んでいます。

こちらはDTFプリントで仕上げたTシャツの一例です。ご覧のようにデザインの輪郭に余分な透明フィルムのフチが残らず、自然で美しい仕上がりになっています。生地の上にインク層がしっかりと乗るため発色は非常に鮮やかで、写真やグラデーションも忠実に表現できます。それにも関わらず、生地の風合いは損ねにくく柔らかさも保たれるため、着心地も良好です。従来のシート転写のような不自然なテカリも抑えられており、「シートを貼り付けたような不自然さ」がない点が評価されています。

では、DTFプリントのメリットを改めて整理しましょう。

小ロットOKで低コスト

シルクスクリーンのような版代が一切不要なため、1枚からでも安価にフルカラープリントを実現できます。初期費用がかからず少ない枚数でも単価が抑えられるので、チームTシャツを数枚だけ作りたい場合や試作品づくりにも最適です。

フルカラー高精細

写真やイラスト、グラデーションといった多色デザインも鮮やかに再現できます。色数の制限がなく、デザイン周囲に不要な透明フィルムの枠も残らないため、仕上がりは非常に自然です。インクジェット同様に細部まで表現できつつ、濃色生地でも発色良くプリント可能です。

高い耐久性

DTFプリントは洗濯耐久性に優れ、色落ちしにくく割れも起こりにくいため、長くきれいなプリントを楽しめます。実際、繰り返し洗濯しても発色が持続し、生地の伸縮によるひび割れも起こりづらいとの報告があります。摩擦にも強いので普段使いのウェアでも安心です。

比較的自然な風合いい耐久性

転写シート特有のゴワつきは最小限に抑えられており、生地の柔らかさを損ねにくい点もメリットです。プリント表面には若干の光沢感が出ますが、従来の厚いラバーシートを貼ったような違和感はありません。大面積プリントでない限り、着用時に極端に硬い感じになることはないでしょう。

※注意点: DTFプリントにも留意すべき点は僅かながらあります。例えば、デザイン部分にどうしても薄いフィルム層が乗るため、完全に生地そのものの質感というわけにはいきません(特に大きな面積をベタでプリントする場合は多少の厚みを感じます)。また現状では特殊効果インク(ラメや蓄光など)には対応しておらず、デザインによってはシルクスクリーンの特殊インクを使った方が良いケースもあります。しかし、これらの点を差し引いてもDTFの利便性と品質メリットは大きく、総合的に見て非常に優秀な最新プリント方式と言えます。

インクジェットプリントとDTFプリントの違い|特徴・風合い・耐久性を比較

オリジナルTシャツのプリント方式を選ぶとき、多くの方が悩むのが「インクジェットとDTFはどちらがいいのか?」という点です。どちらも版を作らず1枚からフルカラー対応できる最新方式ですが、仕上がりの風合いや耐久性、対応できる生地に違いがあります。

インクジェットプリント

DTFプリント

スクロールできます
インクジェットDTF
発色と再現性淡色の綿素材では鮮やか。ただし濃色生地では下処理が必要で、発色が沈むこともあります。濃色・淡色を問わず高発色。写真やグラデーションも忠実に再現可能です。
耐久性洗濯を重ねると徐々に色あせや滲みが出やすい。洗濯耐久性が高く、色落ちやひび割れが起こりにくい。
対応素材基本は綿素材。ポリエステルやナイロンには不向き。綿・ポリエステル・ナイロンなど幅広い素材に対応。
仕上がりの風合いインクが直接生地に染み込むため、柔らかく自然。Tシャツ本来の質感を残したい人に向いています。デザイン部分に薄い膜がのりますが、従来のラバー転写よりはるかに柔らかく自然。プリント面が鮮やかに際立ちます。

グッズメイドのオリジナルTシャツ料金表

  • おまかせプリント
  • DTFプリント
  • インクジェット
  • シルクスクリーン
おまかせプリント
枚数 12cm×12cm 以内 20cm×28cm 以内 28cm×40cm 以内 34cm×40cm 以内
1~4枚 850円 1000円 1200円 1300円
5~19枚 650円 850円 1100円 1150円
20~29枚 550円 750円 900円 950円
30~49枚 450円 550円 800円 880円
50~99枚 390円 470円 700円 800円
100枚~ お問い合わせ下さい

基本納期:5~14営業日※お急ぎの方はお問い合わせ下さい。

【ご確認下さい】
※転取紙プリントから所持分の料金となります。前後などにプリントする場合は前後それぞれの数量計算となります。
※色味や仕上がりはパソコン・モニターによって異なる場合があります。
※色味確認・サンプル出荷をご希望の場合はお問い合わせ下さい。
※インク量によってはアップチャージが必要になる場合がございます。
※あらかじめご了承ください。
DTFプリント
枚数 12cm×12cm 以内 20cm×28cm 以内 28cm×40cm 以内 34cm×40cm 以内
1~4枚 600円 900円 1100円 1200円
5~19枚 580円 850円 1050円 1100円
20~29枚 550円 750円 980円 1050円
30~49枚 450円 650円 950円 1000円
50~99枚 390円 590円 850円 920円
100枚~ お問い合わせ下さい

基本納期:5~14営業日※お急ぎの方はお問い合わせ下さい。

【ご確認下さい】
※DTFプリントは版代不要です。
※転取紙プリントから所持分の料金となります。前後などにプリントする場合は前後それぞれの数量計算となります。
※色味や仕上がりはパソコン・モニターによって異なる場合があります。
※色味確認・サンプル出荷をご希望の場合はお問い合わせ下さい。
※インク量によってはアップチャージが必要になる場合がございます。
※あらかじめご了承ください。
別途データ処理代:3,000円 ※50枚以上のご注文時無料
インクジェットプリント 注意 上部料金:カラーインク(白インクなし)/下部料金:白インク+カラー
枚数 12cm×12cm 以内 20cm×28cm 以内 28cm×40cm 以内 34cm×40cm 以内
1~4枚
650円
800円
900円
1050円
1150円
1300円
1200円
1350円
5~19枚
600円
750円
800円
950円
1050円
1200円
1100円
1250円
20~29枚
550円
700円
700円
850円
950円
1100円
1000円
1150円
30~49枚
450円
600円
600円
750円
850円
1000円
950円
1050円
50~99枚
420円
570円
520円
670円
820円
970円
920円
1070円
100枚~
390円
540円
550円
700円
800円
950円
900円
1050円
【最大印刷サイズ】料金表には記載がございませんが最大 W41cm × H52cm までの印刷が可能です。
最大サイズでの制作がご希望の方はお問い合わせ下さい。

基本納期:5~14営業日※お急ぎの方はお問合せ下さい。

【ご確認下さい】
※インクジェットプリントは版代不要です。
※転取紙プリントから所持分の料金となります。前後などにプリントする場合は前後それぞれの数量計算となります。
※パソコン・モニターによって色具合が異なる場合があります。
※色味確認・サンプル出荷をご希望の場合はお問い合わせ下さい。
※インク量などによってはアップチャージが必要になる場合があります。
※あらかじめご了承ください。
別途データ処理代:3,000円 ※50枚以上のご注文時・リピート制作時は無料
シルクスクリーンプリント (1カラー)
枚数 12cm×12cm 以内 20cm×28cm 以内 34cm×40cm 以内
30~49枚 200円 300円 400円
50~99枚 150円 200円 250円
100~299枚 80円 100円 120円
300~999枚 60円 70円 80円
1000~枚 別途お見積り
製版代金(データ処理含む) 2500円 4000円 6000円
【最大印刷サイズ】料金表には記載がございませんが最大 W41cm × H52cm までの印刷が可能です。
最大サイズでの制作がご希望の方はお問い合わせ下さい。

基本納期:5~20営業日※お急ぎの方はお問い合わせ下さい。

【ご確認下さい】
※シルクスクリーンプリントは版(版代)が必要です。
※前後などにプリントする場合は前後それぞれの数量計算となります。
※サンプル出荷をご希望の場合はお問い合わせ下さい。
※インク量などによってはアップチャージが必要になる場合がございます。
※あらかじめご了承ください。

オリジナルTシャツのご注文はグッズメイドにお任せください!

小ロット・短納期・高発色。DTFプリント対応で1枚からフルカラーOK。料金・サイズ・対応素材を詳しく見る。

小ロットでも安く高品質!DTFプリントがオリジナルTシャツに最適な理由

以上のように、シルクスクリーン・インクジェット・転写プリントそれぞれに特徴がありますが、「少ない枚数で」「低単価で」「しかも高品質に」オリジナルTシャツを作成したい場合、DTFプリントが最適な選択肢となります。シルクスクリーンは大量生産向きで小ロットでは割高になりがちですが、DTFなら1枚からでも版代不要で安価に対応可能です。インクジェットはフルカラーに強いものの素材の制約や耐久性で劣る部分がありましたが、DTFは生地を選ばず高耐久なプリントを実現します。従来のアイロン転写に比べても格段に品質が向上し、フチのない自然な仕上がりで長持ちする点がDTFの革新的なところです。

当社ではいち早くこの最新のDTFプリント設備を導入し、小ロットから大ロットまで高品質なオリジナルTシャツを業界最安値クラスの低価格で提供しております。実際、フルカラーDTFプリント込みで1枚あたり数百円台~と、これまでの常識を覆すような安さを実現しています(※デザインや枚数によって変動あり)。「高品質なオリジナルTシャツを小ロットで安く作りたい」という方は、ぜひ当社のサービスをご検討ください。詳しいプリント方法や料金については、当社のオリジナルTシャツの商品ページもぜひご覧いただき、お気軽にお問い合わせください。最新プリント技術DTFで、あなただけのオリジナルTシャツ作りを全力でサポートいたします!

お見積りや商品に関するお問い合わせなど

お気軽にご相談ください

CONTACT

ご相談・お見積りは無料だから安心!

Tel 0120-915-000

受付時間:10:00〜17:00(土日祝日休業)
LINE LINE相談

人気カテゴリ一覧

Tシャツ

王道の5.6oz〜厚手まで揃う定番人気アイテム

ラバーコインケース

企業のロゴやキャラクターが映える、アイキャッチな販促グッズ

アクリルスタンド

キャラクターやアイドルの物販で人気沸騰中。1個からフルカラーで製作可能

シャワーサンダル

チームやイベントで揃えたい、実用性とデザイン性を両立した一足

缶バッジ

吸汗速乾から厚手コットンまで幅広い品揃え

スマホケース

最新機種にも対応。企業のノベルティから、クリエイターの販売用グッズまで

缶クージー

野外イベントやスポーツ観戦で大活躍。ドリンクの販促・PRに最適

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次